中小企業支援
みなさん「リスクマネジメント」という言葉を聞いた事はありますか?
また、「リスクマネジメント」は聞いたことがなくても「リスクヘッジ」という言葉は聞いたことはありませんか?
おそらく、日常会話において個人一般の方でも「リスクヘッジ」という言葉は聞いたり、普段使っているのではないかと思います。
「リスク=危険」ということになります。
それでは、個人の方であれば日常生活、事業者(経営者)の方であれば商いをしている時の自社の潜在的なリスクを把握して、適正にヘッジ(回避)しているでしょうか?
弊社が今まで相談に来られたお客様と話をしている中では、残念ではありますが「知っているつもり?」という感じの方が非常に多く見られます。
事業者においては創業であれその市場が成長/成熟であれ、また衰退産業であれ、弊社ではリスクを『資金調達リスク・販売リスク・マーケットリスク・戦略/戦術リスク』の4つに分類して考えてます。
資金調達関係の融資コンサルタントの方は残念ではありますが、資金調達リスクしか対応できません。
それは何故か?
そもそも資金調達をすること自体がお客様にとって多かれ少なかれリスクが伴うことを知っているようで、本当は知らないからです。
また、事業及び企業は生き物です。人間や動物、植物と同じなのです。生まれて、成長して、成熟して、衰退していくのです。
このサイクルは万事共通しているものであり、企業においては「衰退=倒産」ということになりかねませんが、この事象を避ける(ヘッジ)ために経営者は上記の4つのリスクを日夜考え、その打ち手として戦術を練らなければなりません。
しかしながら、日本の現在の経営者におかれている環境は意識的にリスクを正確に把握して、適正にヘッジ(回避)するという慣行が定着しておりません。
もちろん、上場企業等の大企業においては2007年問題(団塊の世代の大量退職に伴う人材流動化の対応)、コンプライアンス(企業が社会に対してのルールを明確にしてそのルールを守っていく)、日本版SOX 法等の問題に対しては、自社の資本を利用して専門部署を設置して対応をしたり、自社で対応が出来ない場合は専門家(弁護士・公認会計士・コンサルティング会社)と業務委託契約を締結して対応しております。
それでは、中小・零細企業ではどうでしょうか?
自社において専門部署を設置する資金もないし、外部機関に依頼をするお金もないといったことが現状ではないでしょうか?
現在日本の置かれている経済・経営面の環境は複雑多岐です。戦後からバブルが弾けるまでの40年間とは時代が違います。
いつ・何処で・何が起こってもおかしくないような状態ではないでしょうか?
このような不確実な時代だからこそ経営の5要素(人・もの・金・情報・環境)を経営者自らがまずは、知識的且つ体系的に身に付けなければ自社の経営が揺らいでいくことは間違いないでしょう。
もちろん、ここでいう知識とは学校の先生になる訳ではありませんので、学問的な事を身に付けてくれということではありません。
今までの経験で身に付けてきた事は、経営戦略として何をしてきたのか、今までの経験から今後はどんな戦略を立てればいいのかという事を体系的(必要な部分の考え方)に振り返り、考え、身に付けて行くということです。
欧米においては規模の大小に関係なく経営者はまずロジックを身に付けているといわれております。
日本版401K(自己責任で従業員が自分の退職金を様々な金融商品を駆使して資産運用をしていく)や日本版SOX法などもそうですが、アメリカで流行した「考え方」や「制度」が、5年後に日本で流行するという現象があります。
このように考えれば、5年ないし3年の間には日本の経営者も当然のように経営戦略、戦術の考え方を体系的に身に付け、実践していかなければ、この不確実な時代を生き抜いていくことは出来ない状況に十分なり得るのです。
ぜひ、経営者の皆様には、この経営戦略、戦術の考え方を体系的に身に付け、実践することの重要さを知っていただき、今後の経営の向上、安定化を図っていただきたいと思います。
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